kober design(コバーデザイン)
色付けによって商品の魅力を引き出すペイントアートブランド。ロートアイアンや照明シェードからインテリア雑貨などのカラーリングも手掛けます。
こんにちは!
カスタマーサービス担当、お客様の味方ヴィッキーです!
今回は弊社の商品管理担当でもあり、ペイントアートを手掛ける「小林さん」にインタビュー致します!
小林 裕子(ペイントアーティスト)
嵯峨美術短期大学卒業在学時、染色について学び卒業後は着物の会社に入社し約25年ほどデザイン&加工を行い着物のデザインはもちろん、色の配色・染色も手掛ける経験を持つ。古典っぽい柄を今風にするのが得意!実家は鉄工所で鎧兜につけるお面を製作してのもあり小さい時から鉄工所に出入りしていたので鉄の知識も持つ。
自由な時間ができたので昔やってた事を活かせそうと思い塗装を始め最近では「色と色のコンビネーション」の固定観念がなくなりより自由な発想で商品のペイントアートを手掛けます。
インタビュー|塗装アーティスト小林
◆ ペイントアートをするようになったきっかけ
こんにちは!さっそくですが質問をしていきたいと思います。
ペイントアートをするようになった流れを知りたいのですが、昔から絵が得意でしたか?。
得意ってことではないが好きでした。
専門的なことは学生の時に習いました。主に色についてです。
なぜ塗装をしようと思いましたか?
私の主な仕事内容は照明の検品です。その際、訳ありガラスがたまに出てきます。設置すると分からない程度の小さなカケ等でもアウトになります。
なんだかもったいないなーと思いこれに絵等を書いたりしたらマイナスなものがプラスになるのではないかと思いました。
もちろんまずは安全第一ですので、設置時に不安のあるガラスは破棄となります。
◆ アイアン雑貨への色付け、ペイントアートについて。
元のカメレオンはこんな感じ
こちらの商品に色付けしてもらいました。もともとは艶消しのブラックでシンプルなイメージでしたが色付けをすることで命が吹き込まれ鮮やかで南国の雰囲気が感じられます。ちなみにカメレオン自体のデザインもkober designによる作品です。
カメレオンの塗装についてですが、このような模様にしようと思った理由はなんでしょうか?
昔みたガウディのカラフルなタイル細工の絵葉書を思い出して塗ったらかわいいのではないかと思って塗りました。
タイル細工も、もともと好きなので(^^)
塗るときのポイントは?
白をべたっと塗って、鉛筆で下書きしたあと塗装しました。
色はなんとなく、まばらにいれてバランスを取りながら入れました。
今回、色は一発勝負だったんですが塗ったあとその上から再塗装はできます!
立体的にしたかったので背中は大きめ、お腹あたりは細長め、尻尾は細かい柄にしました。
どんな塗料使いましたか?
白の塗料は油性でその上に水性塗料です。どうしても刷毛あとがつくので2度塗りがおすすめです!
他にもキャビネットプルにもカラーリング
もともとはシンプルなデザインのアイアン製のキャビネットプル。独創的で温かみのある美しい模様を入れ命を吹き込んでもらいました。
壁装飾・ウォールデコにもカラーリング
こちらもシンプルなデザインのアイアン製パネル。美しいデザイン模様を入れることでアート性高い作品に。
◆ 照明器具シェードへの色付け、ペイントアートについて。
リボンとトカゲのデザインですがこの模様にしようと思った理由はなんですか?
このガラスに微妙に線と凸凹があってアウトとなりました。その形がリボンの形に似てるなと思い、絵を書いたら気にならなくなるのでは?と思ったからです。あとなんとなくピンとイメージが浮かんだので。
何種類か葉っぱの候補はあったんですが、これにしました。他のガラスやったらこんなイメージはどうかと想像しながら描いてました。
どんな部屋に合いそうですか?
子供部屋とか、お台所とか!かわいい系なので。小さいお子様やお孫さんがいれば一緒に絵を書いたり塗装したりしてオリジナルなものが作れますよ!
玄関入ってすぐとかも絵が描いてあるのでインパクトがあると思います。
塗るとき、書くときのポイントは?
初め鉛筆で下書きしました。
柄の大きさをもざっくりと書いてバランス見て。
鉛筆で書いたら消しゴムで消せるのでやり直せます。
色もあまりゴテゴテした感じじゃなく、またあまり派手さもなくセンスよく!とイメージし塗装しました。
どんな塗料使いました?
ガラス専用のタナーというメーカーの絵の具(塗料)でネットで買いました。やはり1回塗りだと色がはっきりでないので、2度塗りしました。
他にも多数ガラスシェードに美しいカラーリング
最後の一言ください♪
興味があればあんまり難しく考えないでやってみたら楽しいと思うので、とりあえずやってみる!ってのがポイントです。